ご挨拶

 

横浜国際音楽祭ホームページを、ご覧頂きまして誠にありがとうございます。 

 

私が最初にオーストリアに住んでから早くも38年の月日が経ちましたが、3歳の時には横浜におりました。

都筑区に住んでいる叔父にもらった、おもちゃのピアノで遊び始めたのがきっかけで、今日もコンサートピアニストとして世界中で活動を続けております。私をヨーロッパに呼んで下さる各国の方々にも日本にお越し頂き、日本の素晴らしさをご覧頂いたり、音楽を通じて国際交流が出来れば良いなと思ったのがきっかけで、ご縁ある横浜を音楽祭開催地に選びました。

 

第1回は2019年にベラルーシのコンサートにお招き下さったヴァイオリニスト、マルティン・ティラキアン氏と共演そして歌のお兄さんとしてご活躍になった小柳才治さんにオカリナを演奏して頂き、身近に親しめるコンサートを開催いたしました。その後コロナ禍において2021年に第2回を開催し、ピアノリサイタルを横浜開港記念会館講堂そして、カルレス・カセス氏の作品紹介をオンラインでお楽しみ頂きました。

 

2022年の京都国際音楽祭には、そのカルレス・カセス氏が来日、作曲家自らの演奏を皆様にお楽しみ頂きました。

 

また、ウィーンの仲間と共に創設した国際プロ音楽家グループ、プロフェッショナルミュージシャンズワールドワイドが2022年より本格的に活動を開始いたしました。各国の仲間達と協力し合い更に国際的活動を充実させたいと考えております。

 

音楽祭ではコンサートを通じて大人から子供まで楽しむことが出来、人間的にも親しめる、飾らない真の才能を持ったアーティスト達をご紹介し、皆様との交流の場を提供したいと考えております。 

音楽の偉大な力は私達を良い方向に導いてくれます。皆様が、もっと、この偉大な力を大切にされることを願います。

 

第3回横浜国際音楽祭は2024年秋に開催予定です。

第4回は2026年にフランスとイタリアの若手ヴァイオリニストとピアニストをご紹介いたします。

今後も仲間達と共に、皆様に一流のクラシック音楽演奏をご提供できるよう努めて参ります。  

ご支援ご協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

 

横浜国際音楽祭実行委員長 / 芸術監督

マリア小路里美